読者にグルグルパンチじゃ

昼間に太陽輝くように
龍の咆哮こだまする
西から東へとく奔り
今日から始める滅亡回避
小さな胸に予言書いだき
呼ばれなくともそく参上

たらたーたらたーたらたーたらーん♪
って、まさか自分がブラ◯ガーでレビュー書かれるとは思わなかったのでは火ノ鳥さん。



伝承管理機構のコデックスという謎の存在から、滅びの未来を変えて欲しいという願いを受けて、予言書を活用しつつ仲間たちと奮闘していくレミィ皇女の物語

内容自体は、別段に奇をてらったものではなく、ある種の王道ともよべる安心出来るものです。
王道ながら個性的な作品へと昇華させている大きな理由は二つ。

・主人公の特異なキャラクター性。
・要所要所でのゲームブック選択形式。

ただしゲームブック選択の重みはだんだん薄れていきます。
何故かというと、段々と頼もしいキャラクターが揃ってくるため、「どんな運命だろうと力技で打ち破ってやるぜ」という楽観ムードになるためです。
選択にどんより鬱な重みがあっても、それはそれで面白いものになっていたと思うので、二つを同時に選べないことはまことに残念。

でもまあ、レミィ皇女と仲間たちというだけで、痛快で楽しいお話であることに違いはありません。

いったいどんな結末を迎えることになるのかな。

滅亡して終わりだなんて、ないですよねっ。

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