前作でぐっと心の距離が縮まって、よりお互いの存在を大切に思うようになったメルとアスター。
生来の不器用もあって二人の仲は一向に進展せず、読者がやきもきししちゃう相変わらずの日々。
そんな中、本当は離れたくない二人なのにお互いを大切に思うあまりのすれ違いで二人が離れ離れにっ。さあどうなっちゃう。
と、いう始まりの今作ですが、前作との大きな違いは、孤独だったメルに最初から頼れる仲間たちが何人もいることでしょうか。
メルがアスターを追っ掛けることを決めたシーンは、序盤なのにもうわたしにとってはクライマックスっ
って、ああ、なんか文章まとまらない。
レビュー、下手なのよね私。ほんともう。
とにかく読んで見てくださいっ
もちろん第一期まだの人はそちらから
愛嬌たっぷりのキャラクター達が、
それぞれの課題にぶち当たりながらも
精一杯に向き合い成長していく愛に溢れた作品です。
作者さんの中にキャラクターがしっかり生きていて、皆を愛しているのがよくわかります。
登場時うわっ…みたいなキャラも、掘り下げられる頃にはしっかり人間味があり
皆どこか共感できる憎めない部分があります。
ベースに愛を感じる作品だからこそ、
ヒヤヒヤするような怒涛の展開が続いても
この子達はきっと大丈夫…!と信じて
旅を見守るように読み進められます。
Iの時にも恐らく書きましたが、
読後感が自分も大きな旅を終えたような
ホッと気持ちのいい安心感、達成感のようなものがあります…
人間の内面にしっかり切り込んだ、
美しくて骨太なファンタジーが読みたい人に
とてもオススメです!!!✨✨