箱庭、の意味。

怜悧な刃物のような主人公、お話のスタートからしばらく続く無機質な戦闘の描写。登場人物たちの愛らしさも感じられるなか、どこか不思議なお話だなあと読み進めておりました。が、主人公の能力が明らかになるとともに、パンっと音をたてて拡がる世界観。なるほど、そういうことか! と。わたしには「箱庭」は、物語の空間的な領域だけでなく、主人公たちのこころのカタチを示すように感じられました。

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