常連客は身体で支払うタイプのお姫様。
ここは不思議な喫茶店。
無銭飲食、姫来襲。王族御用達なのにバイト1人のワンオペだし、支払いはツケ。ファンタジー世界なのに基本装備はiPhone。ちな文句つけたらたぶん打首になる。な? 不思議だろ?
「おいバイト、コーヒーだ」
「いいですけど苦いですよ」
「飲める」
「今日のは苦味が強めですよ」
「……飲める」
「クリームいります?」
「…………いる」
「砂糖は?」
「………………たくさん」
【カクヨムお仕事ものコンテストに投降した短編の連載版です】
【なろうとハーメルンにも投稿しています】