流麗なアクションと丁寧な心理描写で綴られる、無機質な天使の軌跡

主人公ナタリアは感情を知らない。知っているのは殺す事だけ。

暗殺機関”ガンマ”に所属する、心も体も削ぎ落しきった無機質な少女に下された命令は、元”ガンマ”所属の脱走兵の殺害。

一筋縄ではいかない暗殺試行の中で、徐々に感情が目覚めていくナタリア。
時には流麗な格闘戦で、時には丁寧な心理描写で描かれる契機。

しかし、不穏な世界がナタリアの健やかな成長を許しはしない。
不穏さに拍車をかけるのがガンマの長”アリア”。

果たしてこれからどうなるか、まだまだ底が知れない。
そんな期待感と共に読み進めたくなる作品です。

※ep.29拝読時点でのレビューです

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