主人公ゾルゲさんはパシリです。
魔王軍の末席で、いつもみんなにパシられます。
あれこれ買ってこいと命じられ、自費でお土産を買わされます。
可哀想? でも、ゾルゲさんはただものではない。
人類最強集団も、外の世界の脅威もなんのその。
大魔王様も、手を出せない。
それがゾルゲさん。
粛々と、飄々とパシリをこなす。
時にはグルメを楽しみ、時には世界を調律し、不気味さを滲ませながら活躍する。
ゾルゲさんの真の姿を知れるのは我々読者だけ。
軽く読めて、散りばめられたネタも、ちょっとイイ話のサイドストーリー楽しめる。
オススメの一作です。