女剣士の絶望行

　女剣士・豊蕾（フェンレイ）は、絶望の地へと向かっていた。苦しみに満ちた旅路、その背後には暗殺者集団の一員として過ごした過去があった。
　過去に遡ると、豊蕾はある国の王女、菊花（ジファ）の護衛を任される。虐げられる菊花に寄り添い、彼女を助ける決意を固める豊蕾。謎めいた同僚・睿霤（ルイリョウ）の忠告を受けながらも、豊蕾は菊花が王家に受け入れられるよう尽力し、剣舞を披露することで王家の信頼を得る。しかし、その先に待ち受けていたのは、裏切りと絶望だった――。