概要
記憶喪失の治療には、自分を客観的に把握することが有効らしい。
なのでこの場を借りて書き記しておく。
僕の名前はゼオ。
貴い身分の方に仕え、命を賭けてその身を守る騎士を目指し、アストレリオ学園に通っている。
ある日、自分は三大国家の姫君であるランシア様の護衛任務につき、その中で戦闘になったらしい。
重症を負い、治療を受けた自分は翌日、記憶を失っていた。
この世界には剣もあるし魔法もある。
人が乗り動かす巨人のような機械の鎧もある。
更に奇妙なことに、自分は三百年前から蘇った幽霊、ヒューグとやらに取り憑かれてしまっている。
ヒューグの話では、記憶を失う前の自分には仕える女性がいたそうだ。
そんな女性いるはずがないという人もいる。だが、僕はきっとど
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!四話目にて、はまりました⚔️🪄
アストラルロボ?&マジックものかぁ……と、なんとなくお伺いしておりましたが…――
四話目にて、はまりました😝
こういった展開、好きです。楽しいです🎉
いや、ちゃんと外観はメカなので、アストラルは表現間違えたかも……🙇
ともあれ……
いささか、とっつきが長いようでもありますが、
ニヒルありファンシーあり、ガチンコ剣戟勝負の末にコミカル展開あり、
さらには(たぶん)ロマンスにオカルト、熱血に謎もとり揃えた学園&戦乱もの🫣
ここぞという場面のさばき方が小粋です。
すみません。まだ、序盤だというのに、ついレビューしてしまいました。
みなさん、お好みはあると思いますが…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ファンタジー世界での冒険と成長、そして感動的な別れ
主人公のヒューグと姫様ランメアを中心とした、ファンタジー世界での冒険と成長、そして感動的な別れを描いた作品です。
ヒューグと姫様、そして仲間たちの絆の深さが伝わってくる心温まるストーリーでした。貧民街出身のヒューグが姫様の騎士となり、魔物との戦いに身を投じていく過程で、二人の信頼関係が少しずつ築かれていく様子が丁寧に描かれていました。特に、アップルパイのエピソードからは、身分を超えた友情の芽生えを感じることができました。
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剣と魔法の時代が過ぎ去り、魔力で動く巨大ロボット・EOEが戦場の主役となった時代。
EOEの操縦者を養成する学園に、記憶を失った少年ゼオはいる。
彼にはまっさらな記憶の中で、一つだけ残っている想いがあった。
自分には一生をかけて守り通したいと願った王女がいたはずだ、と。
そうして、彼は本当にいるかどうかも判らない王女を探し始める、が。
世界の平穏を乱す陰謀に巻き込まれていく。
それには彼の消された記憶も大きく関わっていて――。
そこから始まるのはEOEを駆使した大迫力のロボットバトル。
これが作品の見所なんですが、戦闘描写がかっちょいいのはもちろんです。
ロボオタな私の視点だ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!機械の鎧をまとい、戦う記憶喪失の騎士。彼の捜す主(あるじ)は応えるか。
バトル好き、騎士道好き、魔法好き、ロボット好き、すべてを網羅するファンタジーが今、ここに!
特筆すべきは、熱いバトルシーンです。
古式ゆかしい、鍛えられた肉体と剣による戦いはもちろんのこと、時代が進むと、ロボットや、精霊の加護による魔法もからんで、緊迫した戦いが繰り広げられます。
戦いの根底にあるのは、国同士のせめぎ合いと望む未来、騎士道と強い愛情。
騎士を目指している途中で、記憶を失ってしまったゼオは、彼の本当の主(あるじ)リリオンを見つけることができるのでしょうか。
個性豊かで魅力的な各国の王女たちも、陰になり日向になり、きっと力を貸してくれるはずです。
ゼオと、彼に…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ファンタジー、騎士道、幽霊、巨大ロボットーー全ての要素が巧みに絡み合う
魅力的だけど「混ぜるな危険」と思われそうな要素が全て巧みに絡み合い、物語世界を作り上げています。
舞台は剣と魔法のファンタジー。
モンスターもいるし魔王もいる。
主人公は騎士を目指す少年。
だけどいつも彼の隣にいて応援してくれるのは、三百年前を生きた騎士の霊。
この霊にもちゃんと物語があり、読者に伏せられた謎があるので気になります。
そして主人公たちは剣や魔法で戦うだけでなく、巨大ロボットに乗ってバトルすることもできるのです。
これが、この時代の人間が生み出した最強の対抗手段。
キャッチーな要素が実にバランスよく配置され、読者を引き込んでいきます。
でも根底にあるのは愛の物語。
戦うのも…続きを読む