概要
二代将軍・秀忠の隠し子としての有為転変
江戸市中で秘密裏に誕生し、幼くして信濃高遠藩保科家へ。のち、異母兄に当たる三代将軍・家光に篤く遇された智将。*本作は史実と伝えられる事柄以外は作者のフィクションでございます。久びさの長編、辛抱強い(笑)方はお付き合いください。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!保科正之。功臣にして名君として知られる彼は、どんな男に見えるのか?
あの徳川家光に弟がいた。駿河大納言ではなく、肥後守・保科正之という、父・秀忠の隠し子が。
そしてその生涯は平坦ではなく、起伏に富んでいた。
その娘が婚礼の日に、毒殺されてしまうぐらいに……。
江戸時代屈指の悲劇に端を発するこの物語、保科正之とは、どういう男だったのか、否、どういう男に見えるのかを、その悲劇をめぐる反応から、くノ一・知恵と共に、読者もまた探っていくことになります。
果たして、功臣にして名君として知られる、保科正之は、どんな男に見えるのか。
貴方もまた、それを探ってみてはどうでしょうか。
ぜひ、ご一読を。