この物語の舞台ダイバーシティはネオンが煌めく近未来都市の中に人間、獣人、吸血鬼、エルフなどの様々な種族が共存している何というか、作者様の妄想が爆発している世界です。笑
作者様お得意のオシャレな文章にまさにピッタリな世界観で、出てくるキャラクターの名前までシンプルでありながらとてもオシャレで、作者様の世界を細部から完成させています。
スタイリッシュなアクションシーンやキャラクターの掛け合いなどは勿論、ですが一番の見どころはやはり人間ドラマでしょうか。
作者様の他の作品にも共通しておりますが、この作品のキャラクターも同様に深い心の傷があります。
明るいだけじゃない深い闇があるからこそ、美しい物語が作られることを是非ご自身の目で体験してください。
唯一、惜しむべくはこれだけの完成された世界観の物語が短編という制約の中のものになってしまってることです。
この作品にハマった方は是非作者様の他の作品も読むことをお勧めします。
ダイバーシティという近未来的な世界観の中繰り広げられるスピード感あるストーリーに拍手喝采でした!
多種族都市!
ノスタルジアは小さな民間警備会社なのに精鋭揃い!
チートバイク!
そしてマホガルバディ!
出てくるもの全てが好みド真ん中ドツボで刺さりまくりした!
近未来的都市風ファンタジー大好物な上にこんなにてんこ盛りにされてはたまらんですご馳走様でした('、3_\)_♡
特にマホロくんとガルガの絡みがが可愛すぎて糖分摂取過多必至!
主従関係でありながらもお互いがかけがえのない大事な相棒であるとひしひしとそこかしこから伝わって来ました(*´ω`*)
読むのが楽しすぎてあっという間に最終話になってしまいとても寂しい……
もっともっと2人の物語が読みたかったですが、大満足な結末でした( ᐛ )♡
貴葵さん素敵な物語をありがとうございました!
もしも作品に点数がつけられるとすれば。
それが100点満点だとすれば、迷いもなく1000点…いや、そもそも点数というものの概念が吹っ飛んでしまう。
評価、という言葉が陳腐に感じられるほどに、答えが見つからない。
まず展開される世界のリアルさとカッコよさに序盤から唖然とさせられる。
私のように情景を描きながら読む者には、間違いなく垂涎ものの逸品だと言えるだろう。
ダイバーシティーという、物語の中だけに存在する世界。
それは作者様の力量によって緻密に計算され、紡がれ、読み手の脳裏には鮮やかに彩られたネオンの海が広がる。
降り立つのは、ダイバーシティーによって多様性を認められた個性溢れる面々たち。
民間警察会社ノスタルジアを構成する6人のメンバー。
唯一、限りある命と脆い身体を持つヒューマン・マホロと、ウルフ系獣人族・ガルガの活躍をきっかけに、彼らは巨大な陰謀の渦に巻かれていく。
そこにマホロとガルガの過去が繋がり、命を懸けて追わねばならぬ敵との戦いが待ち受ける——。
作者様の表現力の巧みさに幾度となく涙腺が緩んだが(笑いであり、涙でもある)、戦いで傷ついたバディーとの絆を深めるシーンでは想定外に号泣した。
その後も息を呑む展開が続くも最後まで力が抜けることなく、読者を否応なく満足させるラストが待っている。
中編作品ながら二時間を超える長編スペクタクル映画を見終えたような…。
心地よい疲労感と大満足感に浸りながら、このレビューを書いている。
チートバイクにまたがるマホロとガルガ。
彼らが颯爽とネオンの花道を駆ける姿を忘れない。
これだけ濃密な物語を、この少ない文字数で過不足なく語りきれていることに驚きです。
犯罪が跋扈し、ネオンが妖しく輝く眠らない街――ダイバーシティ。
まるでブレードランナーのような硬派な世界観です。
そこには人間の他にドラゴンやハーピー、獣人やヴァンピールなど多種多様な種族がごった煮状態で共存しているわけなのですが、
物語はこの特殊な世界観をスムーズに読者に説明するところから始まり、主人公たちが所属する零細警備会社の個性豊かな面々をしっかりキャラ立ちさせつつ、
主人公二人の絆の深さをバックストーリーを折り込みながら丁寧に描いた上で、
中盤以降は捜査、追跡、逃走劇――と、心躍るアクションの連続。
果ては街全体を巻き込むテロ組織との全面対決という派手な見せ場まで惜しみなく披露して
それで、総文字数たったの三万字(!)
驚きの職人技です。
とにかく語り口が無駄なくスピーディーで、後半は息継ぐ暇なく一気に読んでしまいました。
本作は主人公二人のキャラも抜群に良く出来てます。
か弱い人間のマホロは、本来ならば脆弱で庇護されるべき存在のはずなんですが、とある理由から恐怖心を他者に捧げたおかげで危険に対してノーブレーキで突っ込んでいく作中屈指の「ヤバい奴」。
そんなマホロを後ろで支える相棒が、ウルフ系獣人のガルガ。その身体能力は人間の比でないため、有事の際には彼が戦線の矢面に立つわけですが、荒っぽい見た目や言動とは裏腹に、マホロに欠けている「ブレーキ役」としてバディの理性的な部分を担っているんです。
この二人が魅せる阿吽の呼吸の活躍や、主従の関係を超えた熱い友情にブロマンス好きは夢中になること間違い無しです。
是非、ご一読ください。
おすすめです。
サイバーパンク?ネオン街?異種族バディ?なにそれ、最高では!?
と思い、Twitterの激しい波から飛び込んで来たら、
最高にやばいネオン街で
最高にクールでエキサイティングな戦いを
最高なバディ&チームが繰り広げるという
なんとも、最高にクールな作品でした。
とにかく、主人公バディが所々特大な絆を見せてくるもので、終始ワクワクドキドキが止まらず、読み終わる最後の瞬間まで駆け抜けました。
勿論、話の構想や、設定なども作り込まれており!所々にかっこいいだけじゃない、コミカルなやり取りも散りばめられていて、楽しく読めました。
なにより、バディの周りも魅力的!ミラージュさん好き!ってなってました。
本当に三万文字ですか?という濃密で楽しい小説でした。
何度も読み返したいですし、なによりとにかく続きが読みたい作品です!
この作品は、サイバーシティ×欧州系亜人間や半獣×ブロマンスバディ×サスペンスアクションという特盛の中編作品です。この特盛はただ属性を積み上げに積み上げた、という雑なものではなくとても丁寧に織り込まれており、一話で世界に入り込むことができます。
マホロとガルガというW主人公であり、バディである二人をえがきながら、架空の近未来都市『ダイバーシティ』に起きる事件をえがいています。
この世界は、ヴァンピール、竜人、エルフ、リザードマン、ミノタウロスなど、『亜人間』『モンスター』が市民として生きており、バディの片割れは狼の獣人ガルガ。かたやもう一人はヒューマン――いわば我々の言う『人間』マホロです。この、さまざまな『人種』のるつぼは見応えあり。その都市を事件を追い、縦横無尽に駆け回ります。
なんといってもスピーディな追走劇が素晴らしい。緊迫感、臨場感あふれる演出に、目の前にはサイバーシティが現れ、二人が共に信頼しながら走り抜ける追走劇が楽しめます。追走劇もさながら、マホロとガルガのバディっぷりも胸躍る。遠景と近景の双方が心地よいリズムで筆致されております。
このマホロとガルガは『相棒』でありながら『契約した主人と従者』であり、『家族』であり、一言で表すことのできない絆があります。それは痛みを伴うものでもあります。が、その絆は事件を通して変化が起き――どのようになるかは、ご覧頂いたほうがよろしいでしょう。
むろん、魅力的な登場人物は上記の二人だけではありません。二人が所属している『ノスタルジア』の仲間たちはどれも魅力的であり名脇役としてストーリーを動かしております。マホロとガルガはバディであり強い絆がありますが、それを支えている仲間がいることもこの作品の妙味というものでしょう。
毎話読む度に、海外の連続ドラマを見るような、良い意味での緊張感があり、次を読まずにはいられない。完結済で良かったと思わざるを得ません。――連載中であれば、次が気になって身が持たなかったでしょう。感謝に堪えません。
個人的に大声で言いたいことですが、スネークくん、とてもかわいいです。友だちになりたい。
このたび、レビュー企画から伺いました。この企画に参加して良かったです、素晴らしい作品との出会いを大切にしようと思います。
民間警察会社所属のマホロとガルガ。
多種族がし住む街ダイバーシティで、非力なヒューマンであるマホロと彼を守る獣人族であるガルガは民間警察会社のノスタルジアに所属しています。
日々街で起こる事件を片付けていく中で、二人の過去にまつわる事件と因縁のあるテロリスト集団に繋がる糸口を掴んだ二人は、互いに支え合いながら立ち向かっていきます。
様々な人種がいる街や民間の警察会社という、魅力的で特殊な設定でも助長な説明はなく、シンプルでスマートな文章なのでとてもすんなり伝わってきます。
全体的なまとまりもお上手で、一つの映画を見終わったような、すっきりとした読了感を得られます。
何より非力なヒューマンでありながら真っ直ぐ突き進むマホロと、彼を心配し守って獣人族のガルガ、一言では言い表せない二人の関係性に、読んでいく内に夢中になっていきました。
台詞の言い回しもとても格好良く、マホロがガルガの真名を呼ぶ場面は特に素敵です!
二人の絆でもあるこの物語を、是非色んな方に読んで頂きたいです!
スタイリッシュな世界観にキャラクターたちのコミカルなやりとりが映える、貴葵ワールド全開な本作。
序盤から人外キャラクターのオードブル接待ありがとうございます。たいへん美味でございました。サラリーヴァンピールの語呂のよさににっこりしているうちに、悪いやつは御用になっていたテンポのよさもまた安定感があります。
獣人族などと比べてか弱いヒューマンのマホロくんが、ガルガのご主人さまとしてリミッターを解放してあげるシーンはなかなかそそります。闘っているときのガルガは強くてカッコイイのですが、ケーキが好きだったり褒められて嬉しさを隠しきれなかったり可愛い一面もあって、二度おいしいわんちゃんです。
恐怖心がないせいでマホロくんが命をかえりみない場面ではハラハラしましたが、ガルガの言葉のおかげで無茶な真似は思いとどまってくれるようになり、本当によかったです。大怪我をしたマホロくんをガルガが抱っこして連れてくるシーンは控えめに行っていた滾りました。イケメン×イケメンの相乗効果で得られる栄養素というものがあります。
メインおふたりはもちろん、社員に手を出されて黙っちゃいないミラージュ社長や、ノスタルジア名物、スネーク・スピアライトの物理に物を言わせがちなコント(?)、マスコット的マリオネットなど、にぎやかで魅力的な仲間たちが勢ぞろいです。
都市を揺るがすテロや緊迫したカーチェイスシーンなど、最初から最後まで目が離せない作品。とくに物語終盤のどんでん返しからラストまで、体感数秒の鮮やかさです。
イケメン×バディものといったらまさにこれ!
たくさんの人に読んでいただきたい作品です!
サイバーパンクな世界に住んでいるのは亜人で、ドラゴンもいる。そしてドラゴンは酔っ払って暴れている。
それにしても何とまあ、心躍る世界だろうか。この世界観は間違いなく、新ジャンルとして確立しうる力を持っている。否、新ジャンルとして是非に広まってほしい。科学と魔法の融合は数多の作家が書き上げている。しかし、その世界のほとんどは閉じられていた。他者が介入する余地が無かったために、新ジャンルになる事が叶わなかったのだろう。
本作はどうだろうか。
十分すぎる位に、骨格は骨太でありながら様々な肉をつける余地を残している。私はこの世界に触れて、無性にこの世界観で小説を書きたくて仕方なくなった。それもしょうがない。世界を魅力的に見せているのが住んでいる全ての住人たちなのだから。
脇役に至るまですべての登場人物がこの世界で生きて日常を謳歌している。その生活の息遣いが肌で感じられる。こんなものを見せられたら、物書きとして書きたいという欲を刺激されるのは当たり前だと思う。
さて、分かりきっていることではあるが、素晴らしきこの世界に住む主人公。マホロとガルガもまた素晴らしいとあえて言おう。
忠臣にして忠犬のガルガと主人にして飼い主のマホロのバディは、汚れた空の下燦然と輝くネオンの夜を終わらせる。そんな日の出のような尊さと甘さを撒き散らす黄金のバディだった。
なぜ、私がそう感じたか理由を語るは無粋というもの。
読めば分かる。
読まねば分からぬ2人の空気。
さあ、この素晴らしき世界に浸り、飼い主と飼い犬の行末を見守ろう。
時代で言うなら近未来。車もバイクも銃もある。日照時間の短い、夜だけが長い街は眠らない。ギラギラしたネオン街。
だけどそこに住まうのはヴァンピール、獣人、竜人、ハーピーなどなど。人間もいるけど人外も普通に暮らしている。そしてネオンを光り輝かせてるのは電気じゃない。魔法だ。
そんな街では、警察組織が民間委託されている。早い話が賞金稼ぎだ。
弱小だった主人公たちのチームは、金星をひとつ挙げたことで重大事件に関わるチャンスを得る。その首謀者は、獣人ガロンの主でありチームの仲間である少年マホロの家族の命を奪った武装テロリスト集団だった。
僅か3万文字の中に、おもちゃ箱をひっくり返したようにこれでもかと楽しめる要素が詰め込まれたこの作品。同業者同士の確執もある。アクションもある。ケモ耳がいてドラゴンがいてバイクが走って信頼も裏切りもあって。もちろん安堵もあって。
これ以上詳しく書いてしまうのは無粋と云うもの。まずはページを捲って、そして楽しんで♪
さまざまな種族が住むというこの世界観も引き込まれましたが、マホロとガルガの関係がとても好きでした。
まず普段は愛称のガルガと呼び、ここぞという時にはガルディアガロンとちゃんと真名呼ぶところがとても良いです。
そして見方を少し変えると同じ文でも主従、ペット、友人、あるいは恋人にも見えるという自分の視点?先入観をあえて変えて読み返してみるという変則的な読み方で何度も楽しめました。
作者様の別作品でも光ってました表現もあり、特にガルディアガロンから始まるおまじないは必見。
たまりません。
また、戦闘シーンなどは添削されてしまったようで……残念ですが、強欲なので外伝を書かれるなら待機ですね。
執筆お疲れ様でした。
私はブロマンス初心者なのですが、それでもすんなり読める、なんならもっと読んでいたいと思える作品でした。
舞台は吸血鬼や妖精などの人外が多く住むダイバーシティ。
サイバーパンクを思わせるSFとファンタジーが混ざった世界は私の大好物です。
そこで活躍するのはヒューマンのマホロと獣人のガルガ。
二人のやり取りは切なくも頼もしい絆が読み取れます。
主従関係を飛び越えて思い合う二人にはニヤニヤしてしまいました。
そして、そんな二人を取り囲むチームメンバーもかっこいい!
それぞれに焦点を当てたスピンオフが読みたくなる程の魅力があります。
随所に散りばめられたアクションも最高にかっこよく、スピード感があり爽快です。
短編で終わるには勿体ない作品です。
是非続編を期待したいです!
主人公たちの仲間として登場する種族も多種多様でそれぞれが魅力的!
こんなにも魅力的なメンバーがそろっているのに短編だなんて。もっとそれぞれのエピソードがほしくなるのは私だけじゃないはず!
序盤から最後までハラハラしっぱなしのアクションシーンがかっこよく、
壮大なスケールのストーリーに胸が躍る展開。
そしてやはり主人公2人が尊すぎる。
主人との従順な主従関係だけじゃない。2人の関係がいかにして構築されたのか、このあたりのストーリーも胸熱です。
派手な展開と繊細な物語が重なる世界観がとても好きな作品です。
この物語を読めばきっと続きを探してしまうでしょう。
ぜひ続編をお願いいたします!