獣人や竜人の民間警察なんて面白くない訳ないでしょ!
- ★★★ Excellent!!!
時代で言うなら近未来。車もバイクも銃もある。日照時間の短い、夜だけが長い街は眠らない。ギラギラしたネオン街。
だけどそこに住まうのはヴァンピール、獣人、竜人、ハーピーなどなど。人間もいるけど人外も普通に暮らしている。そしてネオンを光り輝かせてるのは電気じゃない。魔法だ。
そんな街では、警察組織が民間委託されている。早い話が賞金稼ぎだ。
弱小だった主人公たちのチームは、金星をひとつ挙げたことで重大事件に関わるチャンスを得る。その首謀者は、獣人ガロンの主でありチームの仲間である少年マホロの家族の命を奪った武装テロリスト集団だった。
僅か3万文字の中に、おもちゃ箱をひっくり返したようにこれでもかと楽しめる要素が詰め込まれたこの作品。同業者同士の確執もある。アクションもある。ケモ耳がいてドラゴンがいてバイクが走って信頼も裏切りもあって。もちろん安堵もあって。
これ以上詳しく書いてしまうのは無粋と云うもの。まずはページを捲って、そして楽しんで♪