4万pv感謝! 昨日まで犬猿の仲だったはずの学年一の美少女の夏樹さんが今日会ったらオチてました。本当になんで!?
タカ 536号機
第1章
第1話 いやいや、どうした夏樹
まず、最初に説明しておこう。俺こと
高校の合格発表の日、
それほどまでに気が合わないのである。しかし、そんなことを知らない神様は俺たちを離してはくれない。まさしく、腐れ縁。いや、腐っている縁だ。時折、神様を殺したくなる。
では、何故それほどまでに仲が悪いのか?
理由は単純明解である。恐ろしいほど真逆なのだ。
そう全て真逆なのだ。それ故にそりは合わない。昨日だってそうだった。というかいつもそうだ。運命の神様はとことん俺たちの邪魔しかしない。
俺たちは、10年間ずーーーっと隣の席である。何度、クラス替えをしても同じ。何度、席替えをしても同じ。それは先生も謎に思うほどずーーーっと隣である。ちなみに言えば家まで隣である。つまり、平日に会わない日などあり得ないのだ。
これほどのある意味奇跡の連続するお隣さんが完全な犬猿の仲である確率などどれほどだろう? 俺たちは本当に運命の神さまに嫌われているのだ。
そして、昨日も当然喧嘩をした。というか毎日だ。
「だかーら、ここの主人公の心情は悲しいの一択でしょうが」
「バカそんなわけないだろ! ここの富田君の心情は怒ってるの一択だろうが」
「あのー、
「いえ、先生……こいつとはいずれ決着をつけなきゃいけないんです。今日こそ、思い知らせてあげます」
「そうですよ先生。この生意気な女。黙らせてやらないといけないんです。止めないでください」
「授業を熱心に受けるのはいいことだけど、君たちだけいつも白熱しすぎなんだよなぁ」
そう言って先生はぽりぽりと頭を掻くが今はそれどころではない。
「ってか、先生。こいつらいつもこんな感じなんで気にしなくていいですよ?」
「そうですよ。いつものことなんで」
「いつもこれだから、困るんだよなぁ」
「まぁ、こいつら熱々の熟年夫婦なんで本当に無視してもらっていいですよ?」
「「
「やべっ」
「
この後、
最近では、そう思っている生徒も多いらしく大迷惑を受けている。
とまぁこんな感じでこれが昨日まで俺と
俺が朝歩いていると突然後ろからつつかれて振り向くと
「ねぇ、今日……、一緒に登校してくれない?」
「はっ!?」
尚もモジモジしている夏樹の様子はまるで恋をする乙女のようだ。だからこそ、戸惑いが隠せない。なんで急にこんなことに!?
どうしたんだよ、
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
夏樹に何があったのか? 急にデレデレモードに入ってしまったわけとは……?
2人のすれ違い甘々ラブコメです。
少しでも続きが気になった人は星と応援お願いします。m(_ _)m
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