主人公の興梠由香(こうろぎゆか)は大学へ入学、単純に楽しそうという理由から雑誌制作サークルに入部。母子家庭で育ったが、父や家族の事について何も話してくれない母との関係は上手くいっておらず、実家との縁を切るつもりで一人暮らしを始めた。
そんな中、サークルの機関誌作成の会議で、鬼の副部長である遠藤みどりの案に由香が文句をつけてしまった結果、由香を始めとした、君津康介、春日みゆきの新入部員三人で、企画案の提出を部長から命じられることになる。
同期三人の企画打ち合わせは早速紛糾し、何も決まらない中で、由香のもとに疎遠だった母からの連絡が入る。渋々出ると由香の兄、聡が亡くなった事、そしてその葬儀に来てほしい旨を突然告げられる。由香はそこで初めて兄の存在を知ったため、反発の意も含めて参加の決意をする。
そんな葬儀の場において、浮いた雰囲気の男が参加している事に気づく。その存在が気になった由香は男の名前が「緒環蓮」という名前である事を知る。その名前をネットで検索した結果、数年前からカルト的な思想を動画で展開している概念的な存在に行き当たる。このことを同期に報告し、「緒環蓮」の存在を暴くという企画を練り始める。