ホントに大事なことは表示されない三択目にある

魔法が存在する世界で、主人公の久里岡音色は魔法が使えなかった。ただ、魔力が可視化される能力を最大限に利用して、修羅場を駆け抜けてきた。
無茶を律するために自ら定めた『行動の三択』は、危険な局面であればあるほど、三択目が表示されなかった。そしてその三択目が大事なのであった。
ライナ・フェリエッタがギャング団と戦っていた時も選択肢は見えなかったが、助けることにした。
そうして知り合ったライナと、彼女をめぐる争いに巻き込まれていく。
その出会いは必然であり、自らの過去へ繋がることを、音色は知ることになるのであった。

主人公に与える能力は、物語を創る時に悩む要素の一つです。
単純にオールマイティの強さを与えれば楽なのですが、どうしても穿ってしまって、ひねくれた設定にしてしまいます。
魔法のある現代…続きを読む