この作品そのものが『黒き鏡』であると感じました。なので、ラジオドラマで聞いてみたい。そうすれば、見なくてもきっと目に浮かぶはず。口跡の緩急が耳に聞こえるようなお話です。
読んでいるもの。 歴史小説:永井路子、田辺聖子、平安女性を扱った作品、清少納言を扱った作品 現代小説:柚木麻子、大島真寿美、小川 洋子、レティシア・コロンバニ…
何年か前にお着物を着て出かけた歌舞伎。その世界観を最終話で物凄く感じました。「見えないものをどう見せるか」黒き鏡——とは、何か。芸術においてとても大切なメッセージが物語からすんなりと心…続きを読む
出だしの流れ、二人の登場人物との掛け合い、演目のくだりなど高いレベルの作品でした。歴史あるオール読物新人賞にも応募されていたとのお言葉の通り、何気ない短編が驚きの仕上がりに。カクヨムでこんなに…続きを読む
歌舞伎と聞くと難しそうに思うのですが、詳しくない私にも、すらすらと読める楽しい作品でした。難問に彼がどのように立ち向かうのかと、ワクワクして…!また、作品全体に漂う「江戸」らしさが好きです。喧騒…続きを読む
当代きっての人気歌舞伎役者が大舞台で演じる粋、とくと御覧じ召されよ。カクヨムWeb小説短編賞2021短編特別賞『きょうを読む人』の四谷軒さん。またまた放ってくれましたよ、文芸のよろこびに心ときめ…続きを読む
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