概要
裏表カメラマン×のほほん油絵画家は、世界の『美しさ』を切り取る
『 2017/07/11 18:25:35 』
夕方に成りかけの休日。
商業カメラマンの片木 絵茉(かたぎ えま)は、機械音痴の男に声を掛けられる。
彼の名は、土師 映伴(はぜ あきとも)。油絵画家だと言う。
二人の世界は交差し、世界の『 美しさ 』を切り取る。
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※魔法のiらんど様、小説家になろう様にも投稿あり
おすすめレビュー
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- ★★ Very Good!!「写真」と「絵」、どちらが優れているか……。究極の対決の結末は⁉
写真家の絵茉と油絵画家の映伴のお話です。
二人は全く接点がなかったのですが、お互い自分の作品の題材にしようとしていた紫陽花園で出会います。写真家の絵茉は、画家である映伴とあまり接点を持ちたくないようでしたが、映伴の方が絵茉へ少しずつ歩み寄ります。
作品を読むと、絵茉が彼に近づきたくなかったのは、彼女自身「自分が目指して挫折した絵の道を、彼が堂々と歩いていることが引け目になっているからではないか」と思いますが、それが作品の最後にも絡んでくるので注目です。
また、この作品は面白い対立構造になっていてそれも見どころです。特に「写真」と「絵画」の対立はとても興味深いです。これらの題材に…続きを読む