概要
異世界に自らの力で赴いたのに勇者の従者ってあんまりだろ。
――――ある日、早島誠<はやしままこと>は暇つぶしにネットサーフィンをしていた。適当にキーボードをたたき、「アル」と打ち込む。すると検索で、「アルティミア」という掲示板がヒットする。そこに書かれているコメントには「アルティミア大陸への行き方」という題名の投稿がされており、コメントを追っていくと、異世界へ行くための転移魔法陣の書き方が詳しく、繊細に書かれていた。最初はばかばかしいと思っていた早島はMMORPGのゲーム内容だと思い、サイトを閉じた。しかし、画面の中で書かれていた転移魔法陣が脳内にちらつき、頭から離れなかった。
異世界へと憧れを抱いていた早島は仕事中、デスクワークをしている時に書類の片隅に100円のボールペンで転移魔法陣を書いてみた。書かれた転移魔法陣から眩い光を放ち、フラッシ
異世界へと憧れを抱いていた早島は仕事中、デスクワークをしている時に書類の片隅に100円のボールペンで転移魔法陣を書いてみた。書かれた転移魔法陣から眩い光を放ち、フラッシ
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