概要
反社は今の世の中に必要なのか、政府が考え出した答えがここにある
2015年9月15日、安保法案が採決され日本は集団的自営権が行使できる国になった。要するに海外でも同盟国のためなら戦争に参加できる国になってしまったのだ。しかしそれを許さない世論が圧倒的な社会の中、アフリカで勢力を広げるスーダンのイスラム教過激派がアメリカ人と日本人ジャーナリストを拉致し動画投稿サイトで莫大な身代金を要求する事態が発生する。テロリストの要求に応じるわけには行かない日本。自衛隊の派兵を迫るアメリカ。世論を味方に何もかも反対する野党。それでも答えを迫られる首相が出した決断は、自衛隊による人質奪還作戦。だが現地に派兵される300名の自衛隊員は、刑務所に収容されている現役の暴力団員たちだった。