陰キャの筈がなぜか美少女らの好感度爆上がり!?あのぅ正体バレてます?
俺の名前は『弐織 カムイ』。
航行型の宇宙コロニーに住み、学園に通うパイロット訓練生だ。
とある事件がきっかけでストレスを溜められない体質になっていた。
だから目立ちたくないため、普段からクラスの誰とも関係を持たないよう、ずっと陰キャぼっちを貫いている。
同時に巷では、人類の天敵である謎の宇宙怪獣達を相手に破竹の勢いで撃破し無双する、謎の人型機動兵器を駆るエースパイロットが話題となっていた。
どうやら今では誰もが憧れる人類の英雄らしい。
だけど……みんなごめん。
そのエースパイロット。
実は正体、俺なんだよね……。
って、あれ?
知らない筈の同級生や先輩パイロットそれに艦長まで、学園屈指の美少女達が何故か俺にちょっかいかけてくるんですけど……。
もしかして正体バレてます?
《SF風あらすじ》
西暦2030年、宇宙から突如飛来し地球に強襲を仕掛けてきた宇宙怪獣群体『FESM(フェスム)』。
多大な犠牲を伴うも各国が共同し死闘の末、人類は辛くも勝利し駆逐に成功した。
それから15年後。
国連宇宙軍は「太陽系境界宙域防衛計画」に基づき艦隊を引き連れて宇宙へ進出し、太陽系を中心に対FESM侵攻阻止の橋頭堡である「絶対防衛宙域」を展開させた。
さらに一世紀後の西暦2147年――
FESMとの交戦が激化する中、太陽系を航行するゼピュロス艦隊に異能とも言える最新のハイスペック人型機動兵器アークギア(通称:AG)が存在し、その圧倒的な戦闘力で次々と数多くのFESMを撃墜し戦果を上げていた。
型式番号:HXP-007
AG名:サンダルフォン
しかし"サンダルフォン"は国連宇宙軍が保有するアークギアではなく、軍需企業であるヘルメス社が広報宣伝目的で導入したイレギュラーな機体であり詳細は極秘とされていた。
そのあまりにもオーバースペックな機体を精密に駆る戦いぶりから、当初は無人機ではないかと思われていたが、次第に人間のパイロットが存在するのではと囁かれるようになる。
果たしてパイロットは何者なのか?
これは極秘とされ、バレると色々困るエースパイロットと彼を取り巻く美少女達の壮大なラブコメ&スペースオペラである。