概要
婚約破棄された青年の前に現れたのは、元婚約者の兄である王太子だった
貧乏貴族の子息エルニースは第二王子ハルトウィードの婚約者だった。ところが別の女性に子どもができたからと婚約を破棄されてしまう。父親は激昂したものの、ハルトウィードに想いを寄せていたわけではないエルニースは何とも思っていない。
元の静かな生活に戻ったエルニースだったが、今度は元婚約者の兄が詫びたいと言って屋敷にやって来た。第一王子であり王太子であるウィラクリフは、それからというものお詫び行脚だと言って頻繁に屋敷にやって来る。はじめは恐縮していたエルニースだが、大好きな本を通じて少しずつウィラクリフに心を開いていった。
そんなある日、ウィラクリフからとんでもないことを告げられる。
「わたしと婚約していただけないだろうか、エルニース殿」
男の自分は妃になれないと拒絶するエルニースに、ウィラ
元の静かな生活に戻ったエルニースだったが、今度は元婚約者の兄が詫びたいと言って屋敷にやって来た。第一王子であり王太子であるウィラクリフは、それからというものお詫び行脚だと言って頻繁に屋敷にやって来る。はじめは恐縮していたエルニースだが、大好きな本を通じて少しずつウィラクリフに心を開いていった。
そんなある日、ウィラクリフからとんでもないことを告げられる。
「わたしと婚約していただけないだろうか、エルニース殿」
男の自分は妃になれないと拒絶するエルニースに、ウィラ
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?