第19話【飯尾定宗《イイオサダムネ》】

第19話【飯尾定宗イイオサダムネ


永禄3年(1560年)海道一の弓取りと名高い今川義元が尾張へ侵攻をした。

「頼む。」

主君・織田信長公に命を受け、我が子である尚清・叔父の織田秀敏と共に鷲津砦の守備に着いた。

「我らもとより生きて帰る道など無い!最後の一兵まで戦い抜く忠臣を見込まれての誉と心得奮起し華と散れ!」

『応!』

鷲津砦に押し寄せる今川の大軍を存分に引き付けた我らは戦の乱刃の波に呑まれて逝った…


飯尾定宗イイオサダムネ】討死(享年不詳)

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