第3話【大谷吉継《オオタニヨシツグ》】
第3話【
佐吉(
私や佐吉等は豊臣に於いてこそ輝ける
元より内府殿(
佐吉にはそれすらも思考の隅にも入れてはいない。
成り行きの中で
緒戦を繰り広げ両軍は関ヶ原に布陣した。
「布陣図のみを見れば我らの勝ちだがやはり一番危うい位置の金吾(
そう感じた私は金吾に備えて陣を構えた。
いよいよ先端が開かれた。
-不安的中-
「小早川秀秋殿裏切り‼小早川秀秋殿裏切り‼」
伝令の叫びが聞こえる...
「金吾よ...やはりか...」
「押し返せ!」
我が手勢はよく耐え良く押し返してくれた...が。
「お味方裏切り!」
私の配下からも裏切りが出た為に軍勢の
「もはやこれまで...我が首敵に渡すでないぞ!」
言うやすかさず私は腹を切った。
【
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