第4話【吉川経家《キッカワツネイエ》】
第4話【
天正9年(1581年)2月、私が鳥取城に入って以来城兵・領民皆よく戦った...
などとは断じて美化などできぬ
「もはやこれまでだと思う。場内の者達の助命嘆願と私の切腹を申し入れよ」
「御意。」
-秀吉の返書-
「お腹を召しますは貴殿の配下(
などと記されていた。
「笑止‼羽柴秀吉に返書をせよ。我も切腹いたす故承知されたし。とな...」
-秀吉の返書-
「上様も貴殿を惜しまれたが御意思を尊重するとのこと。思う存分腹を召されよ。」
「たわけが!飢え死にさせるほどの酷な戦を指揮した将がおめおめと助命の恥辱を受け入れるわけがなかろうが!」
支度を済ませた我らが暇の盃を交わした。
「碌に切腹の作法など教わってもおらぬ故に不調法になるやも知れぬが堪えてくれ。」
フンッ‼
勢いよく刃を突き立てた私を見て
「介錯仕る!」
斬
【
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます