第5話【本多忠朝《ホンダタダトモ》】

第5話【本多忠朝ホンダタダトモ


慶長19年(1614年)の冬の大坂攻めに於いて私は酒の不覚をとり大御所様(徳川家康)直々にお叱りを頂戴するという不名誉をしでかした。

よって慶長20年(1615年)の此度の夏の戦にて汚名を晴らしてくれようと燃えていた。

-天王寺方面-

「あれに見えるは豊臣が将・毛利勝永モウリカツナガ!いざ尋常に参る!」

自らの腕に覚えはあった慢心もしていない酒も飲まなかった...

が、

「殿‼殿~‼‼」

どうやら返り討ちにあったようだ...

「酒に道を誤るものを救え...」

意識が薄れていく...


本多忠朝ホンダタダトモ】討死(享年34歳)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る