第18話【遠藤直経《エンドウナオツネ》】

第18話【遠藤直経エンドウナオツネ


元亀元年(1570年)主君・浅井長政様と朝倉の連合軍が織田信長軍をこの姉川に於いて一戦に臨まれた。

武運つたなく御味方総崩れと相成った。

なれど諦めたならばそこまででなはいか…

意を決した儂は死んだ味方の兜首を討ち取った織田兵かのように装い単身敵将・織田信長へ迫った。

「御大将は何処におわすぞや!」

成就成るかと思われたが、

「其方は敵将・遠藤直経殿であろう!」

顔見知りが居ったか…無念。


遠藤直経エンドウナオツネ】斬首(享年不詳)

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