概要
楽しいことも必ずあるんだよ。それが来ると信じて、生きていくんだ。
ブラックな会社に自身をおしつぶされそうになった男は、逃げるように南の離島に訪れる。
東京での暮らしを忘れ、南の島を満喫する――しかし彼には、ひとつだけ懸念することがあった。
それは、泊めてもらっている家のおばあさんに頼まれた「孫娘に勉強を教えてあげてほしい」ということ。
問題なのはその孫娘(見た目は男の子みたい)が勉強を嫌がって逃げ回るせいで、ぜんぜん言うことを聞いてくれないことだった。
寝床確保のため、男は今日も彼女を探して島中を走り回る。
果たして、島での生活はどうなるのか。そして「ふたり」はどんな道を歩んでいくのか。
東京での暮らしを忘れ、南の島を満喫する――しかし彼には、ひとつだけ懸念することがあった。
それは、泊めてもらっている家のおばあさんに頼まれた「孫娘に勉強を教えてあげてほしい」ということ。
問題なのはその孫娘(見た目は男の子みたい)が勉強を嫌がって逃げ回るせいで、ぜんぜん言うことを聞いてくれないことだった。
寝床確保のため、男は今日も彼女を探して島中を走り回る。
果たして、島での生活はどうなるのか。そして「ふたり」はどんな道を歩んでいくのか。
いつも応援いただき、ありがとうございます!
これからも楽しんでいただけるよう精進してまいります!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この作品は本物の「生きた物語」である
登場人物たちがまぎれもなく生きている、というのが読み始めてすぐに感じた感想でした。思考、行動、セリフ、どれをとっても作り物のキャラクターとは思えないほど人間味を持っていました。
物語に無理やり当てはめようとして違和感のある言動をとったり人間味に欠けたりするキャラクターが出てくるのは、それこそプロの作家の作品であってもままあるものですが、この作品はそういったものがまったくありません。
そして登場人物達が意志を持ち、その意志と意志が交差して一本のストーリーが紡がれている。まさに生きた物語だと思いました。
文体も良い意味で癖がなく、それでいて豊かで洒落の効いた表現をしているため、とても読みやすく…続きを読む