神か、仏か――

仏教という教えがあり、それにはいろいろな仏さまがいて、神さまがいて――
何でこんなに仏さまがいるのか。神さまがいるのか。
それは――こんなことがあったんだよと物語ってくれるお話、それが本作です。

その内容は――血沸き肉躍る闘争があり、最果てを目指す冒険があり、そしてこの国の来し方に接する奇譚があり……とにかく超常的な存在が繰り広げる、面白さがここにあります。
そこでは――神も仏も、泣き、笑い、時には人間以上に人間的です。
そのあまりの「濃さ」に、こう言いたくなります。

神か、仏か――あるいは人間か、と。

ぜひ、ご一読を。

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