概要
✾妹の幸せを願う青年。腐れ縁の親友と情報屋と。音楽が紡ぐミステリー。
【前・後編の二部構成】
舞台は17世紀中〜後期(近世)ヨーロッパ。
弦楽器職人の青年クレイドは、来客対応をスマートにこなす反面、親友への対応は粗雑である。
そんな彼は、ある日の夜、路頭に迷う花売りの少女と出会う。
クレイドは少女を生き別れの実の妹に重ねてしまい、親友への相談を経て少女を救うことに。
ところが、街ではその少女の捜索願が出されてしまうのだった。
そして、仕事が順調と思えたクレイドにも、演奏者としての腕が立つことを理由に、タイミング悪く公爵から宮廷楽師になるよう命が下される。
クレイドは、親友と協力して公爵への対抗策を練ることにする――。
物語は【後編 楽師編】へと続く。
クレイドは若き情報屋の協力を得て、行動を共にすることになるのだが――。
🎻『モノクロの奏者』〜近世ヨー
舞台は17世紀中〜後期(近世)ヨーロッパ。
弦楽器職人の青年クレイドは、来客対応をスマートにこなす反面、親友への対応は粗雑である。
そんな彼は、ある日の夜、路頭に迷う花売りの少女と出会う。
クレイドは少女を生き別れの実の妹に重ねてしまい、親友への相談を経て少女を救うことに。
ところが、街ではその少女の捜索願が出されてしまうのだった。
そして、仕事が順調と思えたクレイドにも、演奏者としての腕が立つことを理由に、タイミング悪く公爵から宮廷楽師になるよう命が下される。
クレイドは、親友と協力して公爵への対抗策を練ることにする――。
物語は【後編 楽師編】へと続く。
クレイドは若き情報屋の協力を得て、行動を共にすることになるのだが――。
🎻『モノクロの奏者』〜近世ヨー
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!童話を読んでいるよう
な和やかな世界に浸ることができる作品です。
インパクトではなく物語で読ませる作品であり、導入からその雰囲気に包み込まれてしまいました。
世界観じたいが主張するようなものではなく、何気ない日常の中で街中や店がどんな雰囲気でどんな人々が暮らしているのか想像をかき立てるとても見事な描写で表されているため、気を張って読む必要もまったくありません!
第1部はまさに職人としての主人公の一面、矜持と言ってもいいかもしれませんが、そんな主人公としての日常を見せてくれるエピソードが詰め込まれています。
第2部からこの物語の歯車が回り出すのですが、展開を急ぐことなく丁寧な話で綴られているため、読み手が置いてき…続きを読む