音が聞こえてくるかと思います。

[前編 職人編まで拝読の感想]

主人公とその相棒の掛け合いに滲み出るイケメンぷり、ヒロインの少女の健気さに、いちいち心を打たれる物語なのです——なのですが、随所に散りばめられた「音」へのこだわりや「職人の矜持」といった骨太の背景が、更にこれを盛りあげてくれるので、心を打たれるどころの話ではなくなります。

前半戦、物語は不穏な影が主人公達を覆い隠すように幕を閉じます。
後半戦、どのようになっていってしまうのか・・・楽しみに読み進めさせて頂きます。