甘くないお仕事

「私は断じて、不審者なんかじゃないのに！」
　冒頭からして主人公が不審者として連行されている、笑えるシチュエーションにこのセリフ。王宮ものだったよね、と思いつつ、主人公に何があったのかと思ってみれば、お仕えするお嬢様を思うあまり、暴走してしまっていました……。おう！
　その末に主人公・キアは、王子のヴィクトール殿下と彼に仕える騎士・イザックさんのもとに連れてこられ、有無を言わさず働かされてしまうのですが……。
　……というとても可愛く明るい設定のお話です。
　主人公のキアが、ある意味ブレーキの壊れた暴走列車のように突っ走るのは、見ていて気持ちよく、微笑ましくなります。かわいい、かわいすぎるこ…続きを読む

キア・フォルスは伯爵令嬢へ仕える身。そんな彼女が王子と王子を守る守護神（氷の騎士）より、危険な仕事をするよう持ちかけられ…。
最後は、やっぱり凄く嬉しい終わり方なのですが、ここからの国や仕事、恋まで期待してしまうのです。何よりキアの活躍が最高なんで、もっと知りたくなってしまいます！　
華やかな世界を映し出すなめらかなストーリー。キアの勇敢な活躍。
読み応えある短編で、きっと満足感に満たされます。
是非ともおすすめしたい作品です♡

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（49文字）