「人魚姫」それは悲恋物語。いいえ、これは何かが違う！！

こちらはおとぎ話の「人魚姫」をモチーフにした、エレオノーラ（人魚）とギルバート（人間）という二人の恋物語です。
時折入る人魚姫のお話と複雑に絡み合いながら、最後はそうきたか！！という大ハッピーエンドの物語です。
おとぎ話の人魚姫と言えば、誰もが想像する悲恋話で、私も大好きなお話なのですが、この物語でもたくさんの試練があります。
ですが、その二人は様々な困難を乗り越えていきながらそれぞれの「想い」に気が付き、自分の本当の望みを知っていきます。
お互いの為に身を捧げられるような人と出会えるなんてなかなかない事だと思いますし、読んでいて、ラストはほんとよかったなと……。
物語もとても素敵な上に、作者様の文章がもううっとりとするほど美しく、とっても読みやすく、ぜひ作家の皆様にも読んでいただきたい……！！
本当にすっと頭に入ってくるんです。かといって、簡単な言葉ばかりではなく、表現描写もかなり多いのに、これって本当にすごいことだと思うのです。
物語の美しさと文章の美しさが見事にコラボレーション！
そんな花さんの描く「人魚姫」、ぜひ読んでみてください！！