曾祖母と祖母と。

 大学生の主人公は、祖母から貰ったマフラーを大事にしていた。
 しかし、主人公の曾祖母は朗らかな性格だったのに対して、祖母は落ち込みやすい性格で、曾祖母が亡くなってからは、曾祖母との優しい思い出ばかり。
 そんな主人公は、祖母と同居することになるが、どうにもそりが合わず……。

 赤いきつねを軸にして、家族関係の移り変わりを描くことで、「変わらないもの」と「変わりゆくもの」が一作で表現されています。

 是非、御一読下さい。

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