変わらぬ想いに、聖夜の祈りを――。

 外は毒に侵された世界。人々は外を出歩くときには、宇宙服のようなものを着て出歩くようになった。建物に入る時は、風除室のような場所で宇宙服を脱いで入る。中ではいつも通りの穏やかな日常があった。
 主人公の少女は、喫茶店でアルバイトを始めた。もうすぐクリスマスだ。主人公は喫茶店のマスターに許可をとって、クリスマスの飾りつけを行っていた。常連客達からの評判もいい。いつも明るく前向きな主人公は、妻を亡くして一年たった今でも心に傷を抱えるマスターの心をそっと癒してくれいていた。
 喫茶店での仕事は楽しかった。個性的な常連客に愛され、提供するメニューの作り方を覚え、ささやかなクリスマスのお菓子のプレゼントを用意して……。

 しかし、主人公にはある秘密があった。
 それは誰にも言えない重要なものだった。
 果たして、その秘密とは?

 クリスマスアドベントカレンダーの小説版。
 一話一話が短くて、更新のたびに物語の展開を楽しめました。

 是非、御一読ください。

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