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概要
彼を守るためなら、鬼でもかまわない──
神の血を引く血筋が帝として統治する国。その国の上皇の屋敷に母共々仕える十歳の千景は、五つ年下の親王である遥仁の優しさに触れ、引っ込み思案で体が弱いながらも、誠心誠意彼に仕える決意をする。ところがある夜、謎の修験者によって屋敷に火を放たれる。激昂した千景はトキジクノカクという実を口にして、鬼へと身を堕とした。時は流れ七年後、一つの神勅が下り千景と遥仁のさだめを大きく動かすこととなる。
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