概要
水を獲(と)れ 。地を鞅(にな)え。
北に棲まう狩猟一族・角族の新たな当主となった韃拓《ダッタク》はかつて結ばれた水と石の同盟を更新する為、相棒の瑜順《ユジュン》や仲間たちと共に使節団として泉国・一泉国へ旅に出る。
道中襲撃に遭いつつも宮城へ到着し公主の降嫁を取りつけたが、再びの攻撃と火災を皮切りに一泉全土に叛乱と角族排斥の気運が高まり、韃拓たちは戦いに身を投じてゆく。
毒と泥と血で血を洗う抗争のなか、さらには世界を揺るがす摂理《ことわり》の渦中へと導かれる。
夷狄の王と戦士たちが『水』を求めて戦う中華風異世界ファンタジー。
総文字数 約54万字
【九泉伝】
≪Kyusenden≫≪Seisui-Kendo≫