やさしさを描くことが、作家の使命ではないかと強く感じた。物語の登場人物たちは何れも、人のやさしさによって人生の淀みから救われた人たち(或いは、そんな過去があるらしい人たち)である。彼ら彼女らのやさしさは、同じように人を救い、人生にイエスと言わしめる。幸せが伝播し連鎖する様相を見事に描いた作品である。人に泣き顔を見られたくないと思う方は、家人が寝入った後、独りでお読みになることをお勧めする。私は不覚にも泣いてしまいました。
読ませて頂きました。感想は表題の通りです。たまには、こんな小説もユックリ読みたいですね。時代が・・・・・・こんなんですけどネェ
人物や背景の情景描写の文章が具体的ながら丁寧に描かれていてさらに読み手を物語に引き込む様な深みを感じさせてくれる(^ ^)他の作品もどれも素晴らしいです。言葉で魅せるというのはこういう事なんだなと実感しました。
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