涙木 るいぼく

作者 鈴ノ木 鈴ノ子

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★★★ Excellent!!!

やさしさを描くことが、作家の使命ではないかと強く感じた。
物語の登場人物たちは何れも、人のやさしさによって人生の淀みから救われた人たち(或いは、そんな過去があるらしい人たち)である。
彼ら彼女らのやさしさは、同じように人を救い、人生にイエスと言わしめる。
幸せが伝播し連鎖する様相を見事に描いた作品である。
人に泣き顔を見られたくないと思う方は、家人が寝入った後、独りでお読みになることをお勧めする。
私は不覚にも泣いてしまいました。