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すべてのエピソードへの応援コメント

  • 子供は本能的にリーダーを選びます。峰治郎はまさに、将たる器だったのでしょう。未来を予感させる一話でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。町の記録や資料にも峰一郎の腕白ぶりと、年上の子供たちを率いて石合戦をやったとの記述がありますから、きっとそうだったんでしょうね。

  • 少年がおかれた時代と環境が的確に伝わる文章でした。
    山形、清十郎さんの地元ですか?
    言葉の使い方もお見事でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。ご推察の通り、山形です。と、申しますか、一応、主人公の安達峰一郎の一族に入っております。


  • 編集済

     うーむ。そんな橋だったとは。
     
    この物語は、地名地物が地図を読み上げるように書かれているので、風景もリアルに想い描くことができ、臨床感があるので面白く感心します。

     さて、本編について気がついたところですが……
    「用語の手引き」によりますと、句点について、まず文の終わりに付ける。となっています。

     次に地の文が切れる場合は閉じ括弧の後に句点を付けます。
    例 彼は「美しい」と言った。
    例 「ここまでやれたことは誇りです」。と言ってついにバットを置いた。

     ただし、段落全体、または段落最後の文全体が括弧で括られている場合、段落末の句点は付けません。
     逆に文の途中から括弧が始まった場合は段落末でも句点はつけます。
    例え 彼は頭を搔きながら「まいった」。

    また、――や……のばあいですが、これらの後の 。や 、 についてはニュアンスによってつけてもつけなくてもよいことになっています。

    次に! や? についてですが、これらが文末に来たときには句点を付けません。
    そしてこの後に別の文が来るときには1字分空けることになっていますが、?や!が文中の語句にかかるときは、1字空けは不要となっています。

    例 「しまった! あなた傘もってる?」
    例  ほんとうか?と彼は思った。

     
     清十郎さんの文体は、構成がしっかりした骨太な印象を受けます。ですから、ですます調の軟らかな文体であるにも関わらず、安定感があり、読みやすいのはそのせいだと思われます。
     ですから、以上の些細な点に気をつけられれば、この作品は伝記物としての一画を飾る作品に成ると思料致します。

     ここまで書いていて他にも頼まれている方が居ることを思い出しました。
     多分、多くの方が、文章作成についての場を得ず、湧き上がる思いだけで作品を手がけているのだと思いました。
     そんなわけで、小説を書いておられる方がよく間違っている作法について、不定期で書いているエッセイ風の拙著、「ヨウの呟き……」で、1話記述することにしました。
     よろしければお目通しのほど。

     追記
     しかしながら上記は新聞社が勝手に定めた、言わば「内規」に近いものであり、なんら拘束されるものではなく、小説作法というものが絶対的に存在しているわけではありません。
     現に、私も含めて多くの方が、上記「文の途中から括弧が始まった場合は段落末でも句点はつけます」という説に反してつけていないのが現状です。

    要は如何に読者が読みやすく、作者の意図が伝えられるかという事が根底にあれば良いのではないかと勝手に思ってはいるのですが、編集者だった人に聞くところによると、誤字、脱字文法の違いは減点されるとも聞いていますので、まあここは自分の腕を磨く場でもあると思い直している次第であります。
     失礼しました。 
     


     





     


  • 編集済

    どうも、水ぎわと申します。
    この時期の日本は、逸材が群がり立った、という感じがありますね。
    水ぎわも、ついこのあいだ140字で書く超短編で、明治のもと薩摩藩士、川路利良のエピソードを扱いました。
    「きみを、140字で落としたい」
    第77話 「波濤を超えて:ツイッター対決・警察署②」

    こうゆうの、何かリンクしているみたいでうれしいですね!!
    これからゆっくりと、読ませていただきます。

    追記)
    三島通庸ときましたか! こりゃまた、通好みですね(笑)。
    幕末もの、自分では書けないので、こちら楽しみにしております。

    作者からの返信

    ありがとうございます。川路利良は私も非常に興味のある人物です。テレビドラマでは、西郷に敵対した偏ったイメージの役割で演出されたりしますが、実務的に非常に優秀な内務官僚でもあると思います。私の作品でも、後の自由民権で鎮圧側に回った警視総監三島通庸を扱ってみました。山形県令時代を描きましたが、早死にしなかったら桂太郎あたりの頃、ひょっとしたら首相にもなれた?かもと思ってます。ちなみに私には自信のない薩摩弁なので、おかしいところがあれば教えてください。これから水ぎわさんの作品も楽しみに拝見させていただきます。

    編集済

  • 編集済

     隠し方が上手くなっただけで、こんな役人、現代にも居るようですね。ときどきでてきます。
     役人体質というのはこの頃の特権意識から培われてきたのでしょうか。ましてあの当時は玉石混交。

     峰一郎たちは、汚いものを他山の石として育ったからこそであったのかも知れませんね。

     ところでアドバイスです。
     文字を書き込む編集画面の左上、×の左にルビや傍点、頭の一マス開けなどの小道具がありますので、ご利用されては如何でしょうか。
     一太郎などでルビに使う()はカクヨムではただの()にしかなりません。
     漢字《かんじ》のような括弧を使っております。

     また、よろしければ、2、3点、小説文章の決めごとなどによる校正などさせていただければとも思っておりますが。

    作者からの返信

    ありがとうございます。ぜひ、ぜひ、よろしくお願いします。ルビの付け方も、試してみます。

    追伸

    さっそく、段落頭の字下げを、試しました。字下げが出来ていないのがいくつかありましたので、やったら、とても簡単。ワンタッチで全部に一字下げができました。

    編集済
  •  いよいよ始まりますね。
     楽しみです。落とし所なんか考えずに思い切りやれるのが、少年のいいところ。
     次話に期待です。

    作者からの返信

    ありがとうございます。史実には忠実に行きたいのですが、ここだけは、史実に関係なく、少年たちにはっちゃけてほしい、理不尽な大人の社会に、明るく爽やかに活躍をしてほしい、そんな願いを込めて書いてます。

  •  これを読むと、役人の横暴、農民の艱難辛苦に非難、同情の声を上げるのは簡単なことではありますが、その血肉と涙の末に我々の豊かさがあることを思うと、我々がなすべきことは感謝の気持ちをもつこと。これに尽きるように思います。

    作者からの返信

    ありがとうございます。まさしく、おっしゃる通りですよね。明治の先人が、様々な立場であっても、血や汗を流して後世に伝えてくれたことに、私たちは感謝しなければならないと感じました。

  • はじめまして。

    うちの息子を見てても思うのですが、男の子って「たたかう」のが好きですからね。じぶんの子どもの頃の経験からも、石合戦に燃える気持ちはよーく分かります。とてもよく書けていると感心しました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。お褒めいただきありがとうございます。男の子は戦うキャラクターが大好きですし、遊びにも戦いを取り入れますからね。それにしても明治はやはり、たくましいですね。

  •  読んでビックリしました。
     官吏や警察のそんな横暴が罷り通っていた時代だったんですね。
     自由民権運動は起こるべくして起きたと思います。
     現代では有り得べからざる獄死という言葉が普通に存在していた時代。
     誰もが激しく生きていたのでしょうね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。薩摩長州の天下ですから、やりたい放題、特にこの三島県令は、山形県のあとは福島県と栃木県に行って自由民権運動を大弾圧して、その功績?で警視総監に栄転します。そして、東京でもかなりやっちゃいましたから、なかなかのお人です。でも、その一連の三島の原型は山形県で既にありました。山形人はなんて我慢強いのかなぁ?

    三島県令の交通網整備というビジョンはまったく正しい目的でしたが、その方法論は激烈苛烈で、同時代人の怨嗟の的でした。功罪半ば、毀誉褒貶の激しい信念の人ですね。ある意味で、非常に興味のあるキャラクターです。

    明朗な熱情型・攻撃型の九州人が、相容れない木訥温和で辛抱型・守備型の東北に来たことから不幸が始まったのかもしれません。

  •  うーん。追い払うことにしましたか。

     すでに歴史上の結果は出ているので、ああすればこうすればはせんのないこと。
     この上は読者は、これも少年達の身になったはずと期待を込めることにいたしましょうか。

    作者からの返信

    ありがとうございます。この子供たちの活動は創作ですが、峰一郎が法律家を志す大きな影響を与えた、大事なエポックだと思っています。

    それに私の個人的感情として、少年たちをぜひ活躍させたいと思いました。

    編集済
  •  実に詳細で綿密な調査、資料による当時の軋轢、権力の横暴さを教えて頂きました。ありがとうございます。

     あらためて庶民住民への態度に腹が立ちます。
     怒りとは、こういう不条理に対して向けられてこそ意味を持つと思います。

     

    作者からの返信

    ありがとうございます。この辺の事情はこれまで誰も言及していないところで、特に研究された形跡もありませんでしたから、事実を繋ぎ合わせて推測する作業がとても楽しかったです。

    三島県令が福島と栃木に県令として行った時は自由民権運動が激化して、弾圧も非常に激しいものになりましたから、たくさんの研究や先行論文がありますが、山形の関山新道問題は、自由民権運動前夜の地方の田舎問題だけに、誰も取り上げなかったのでしょうね。でも、当時の政界の縮図が地方でも伺える面白い資料でしたし、後の福島事件や加波山事件に通じるものがあり、ぜひ、研究者に注目していただきたいテーマだと思っています。

    編集済
  •  今の学校では全く教えない素晴らしい日本の歴史。
     清十郎さんの小説が本になれば良いのにと思いました。

    作者からの返信

    赤雪さんから、そんなに言っていただいたら、穴がなけても、掘ってでも入りたいくらいです。

    この方の国際連盟や国際司法裁判所での評価は、残念なことに軍部の台頭の時代に符号して、あまり陽の目を見ないのが残念です。私的には当時が必ずしも軍国だったとは思っていませんが、マスコミの戦前アレルギーは根強いですからね。

    いつか、杉原千畝さんのように再評価されればなぁと期待しています。


  • 編集済

    第5話 恩師の教え(改)への応援コメント

     清十郎と妹は気概がありますね。きっと「向こう傷は男の勲章」ぐらいに思っていることでしょう。
     本当の大和撫子とはきっとこの妹のような女性ではなかったのかなと思いました。

     でも父は「弱い者を守れ」ということを殴って身体に染みこませましたし、師も見つめるだけで峰治郎に考えるという教訓を授けました。相手を土下座させたら気持ちが良いのか……。
     流石に未来の大物は大したものだと感心しました。大人も偉かったんですね。

     そう言った心の動き、峰治郎の成長する様を実に巧みに描かれていることに感心しました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。赤雪さんに言われると却ってお恥ずかしいです。あの鬼と小夜の話しにはかなりインパクトを受けましたし、まだまだ自分の未熟さを痛感しています。これからも勉強させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

  •  川に入って追撃してきたのが運の尽きということになりそうです。

     峰治郎はここで良い友に巡り会えそうな気がします。

    作者からの返信

    ありがとうございます。さすがです。すべておっしゃる通りですね。わたしには、まだまだひねりが足りませんね。

  •  明治、大正の頃の村々の少年同士の合戦。そしてそれを頑張ってこいと励ます大人。
     あの時代の日本には、確かな『気概』が満ちあふれていたのだろうと思います。

     幕末の志士とはまた違う、『世界』を知った者達が日本人を自負して、雄々しく誇り高く活躍する物語に心が震えます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。あの時代の人々は赤貧の中でもおおらかに元気いっぱいでした。地元の資料にも峰一郎は子供時代の石合戦には、年長の子供も従えて、無類の強さを見せていたとあります。少しでもそんな様子をお伝えできたら嬉しいです。