概要
【謎解きIQ110】「空」と書かれたA4のコピー用紙には……
百済菜(くだらな)市の中心部からほど近い場所にある武者小路 名探偵事務所。そこで助手をしている僕は、先輩のもとに集まってくる様々な暗号のような「謎」と遭遇、頭をひねって謎解きに挑んでいるけれど……。
今回は先輩の自称フィアンセ、美咲さんが持ち込んだ謎だ!
※このシリーズ(他サイトにて公開中)では謎解きIQを勝手に設定しています。
クイズ感覚でお楽しみ下さい。
今回は先輩の自称フィアンセ、美咲さんが持ち込んだ謎だ!
※このシリーズ(他サイトにて公開中)では謎解きIQを勝手に設定しています。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!コミカルな掛け合いが楽しい、小品ライトミステリ
亡くなった書道家の残した不可解なメモ、「空」一文字の暗号に挑む、名探偵とその助手の物語。
ライトミステリ、それも読者自身による謎解きを主眼においた作品です。題材(というか謎の種類)としては、いわゆる暗号もの。ごく短い掌編ということもあってか、謎自体は至ってシンプルで、肩肘張らず気楽に挑戦できるところが魅力的なお話でした。
軽妙でとっつきやすい空気感が好きです。登場人物の造形や、彼らの繰り広げる掛け合いなど、作品全体に漂うコミカルな雰囲気。これらのいわゆるキャラものミステリとしての魅力を、きっちり謎解き部分と両立させながら一本の作品にまとめあげるという、いやこう書くとある意味当たり前のこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「なにせ私はただの探偵ではなく、名探偵ですから」
名探偵とその助手が、フィアンセの依頼で謎解きをするというお話。
シリーズものらしいのですが、このお話だけ読んでも楽しめました。
登場人物に魅力のある作品で、特に名探偵である武者小路先輩が、すごく好みでした。面倒くさそうな性格なんだけど、憎めない具合がすごい絶妙でよかったです。ことある毎にマイセンのカップを高く持ち上げる仕草がすごく好きです。
ミステリーに付きものである謎も、一方的に投げかけられるのではなくて、種明かしまでキチンとしてあって、読んでいて楽しかったです。
エンタメミステリー作品を読みたい方にはオススメです。