概要
魔術の天才キーン少年がなぜか大剣を振り回しながら成長していく物語
群雄割拠するロドネアの大地。その中にサルダナ王国という中小国があった。救国の英雄大賢者テンダロス・アービスと彼の従者、アーティファクトでもあるマキナドールのアイヴィーの活躍でサルダナは大国のはざまでも一目置かれる国だった。
そのサルダナの一地方で何者かによって殺害された母の腹から、偶然通りかかったテンダロスによって取り上げられ九死に一生を得た嬰児(えいじ)はキーン・アービスと名付けられテンダロスの養子として育てられた。キーンは幼い時からテンダロスに魔術をアイヴィーから剣技を習いそのたぐいまれな才能を開花させる。キーンが生れて12年。隣国から『鏖殺(おうさつ)のアービス』として恐れられた養父テンダロスの死を契機にサルダナに風雲が迫る。動乱の中、やがてキーンは魔術と剣の力によりかつての「帝国」の
そのサルダナの一地方で何者かによって殺害された母の腹から、偶然通りかかったテンダロスによって取り上げられ九死に一生を得た嬰児(えいじ)はキーン・アービスと名付けられテンダロスの養子として育てられた。キーンは幼い時からテンダロスに魔術をアイヴィーから剣技を習いそのたぐいまれな才能を開花させる。キーンが生れて12年。隣国から『鏖殺(おうさつ)のアービス』として恐れられた養父テンダロスの死を契機にサルダナに風雲が迫る。動乱の中、やがてキーンは魔術と剣の力によりかつての「帝国」の
頂いたギフトは茶菓子代として食べちゃいます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!こともなげに新しい魔法や戦術を編み出してゆく稀代の天才少年の冒険譚
大賢者の手で死亡した母親から助け出され、そのまま養子として育てられた少年が、学校生活で得た仲間や部下たちとともに成長し、国の守護者となってゆくさまを描いた戦記小説。
大賢者とその付き人のマキナドールに育てられ、幼年の頃から魔法の才能を開花させた少年が、他人とは違った論理で駆使する魔法を、さらに独自の発想で発展させ、魔術学校や軍事学校で生活を送りながら成長して、養父の大賢者をも超える魔法使いとして活躍する。驚異的な魔法の力を、さらに工夫して発展させたり、実際の運用に生かしてゆくあたりの考え方が面白い。話のテンポもよく、主人公の性格なども軽妙で活きがいいのでサクサク読めた。