概要
金魚球(きんぎょだま)は、禁形魂(きんぎょだま)。
金魚球、
という書き方は、当て字なのだと教わったのは、十一のころ、お盆祭りの夜でした。
―― やはりこれは、金魚球、と書くのが正しいのではありませんか。
―― どうして禁形魂などと書くのですか。
その理由をおぼろに目にしたとき、球とともに砕け散った、幻想の記憶をめぐる短編。
という書き方は、当て字なのだと教わったのは、十一のころ、お盆祭りの夜でした。
―― やはりこれは、金魚球、と書くのが正しいのではありませんか。
―― どうして禁形魂などと書くのですか。
その理由をおぼろに目にしたとき、球とともに砕け散った、幻想の記憶をめぐる短編。