概要
いつか、この子に殺される日まで、彼女は優しい母を演じる
有名中高一貫校に入った優秀な息子。
彼には秘密がある。
その秘密を、母はずっと抱えて生きている。誰にも言えない、誰にも相談できない。
息のつまるような日々。
母は学校の授業参観に出かける。
彼には秘密がある。
その秘密を、母はずっと抱えて生きている。誰にも言えない、誰にも相談できない。
息のつまるような日々。
母は学校の授業参観に出かける。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!母が感じる黒い靄の正体は？
とある母の独白のような短編です。
母は、息子を獣のように愛する。腹の底からの母性で。
母の苗字は『森上（しんじょう』。
これは作者雨杜和様が今連載なさっている作品のスピンオフです。
母が感じている靄の正体は何なのか？
それは息子から出ているのか？ それとも別な所から……？
本編を読んでいると、より内容に合点がいく話です。
本編を読まないで読むと、「この息子のその先が気になる」で本編が読みたくなります。
雨杜和様はこういう陰鬱なミステリーの達人だと思います。
同時にコメディーの名手でもあるのですが……。
その作風の広さにはいつも脱帽しております。
ぜひ、本編も併せてお楽しみください。