概要
解のない世界、美しさのない現実に。悲劇が詠う選択のその先に
僕はある少女に会うため学園の屋上へと続く階段を登っている。
一段一段登るごとに色んな感情が交差する。
相手は宗教教祖の娘、しかも其の習わしに汚染されてきた少女だ。
彼女は言った
『私たちの道は既に決められている。私にはそれが見える。私は聖女だ。下々のもの達よ、聴くがいい。私は決まっている複数の道を見て、選択することが出来る。しかし、代償は大きい。それは聖女としての私の命だ。私は世界を救おう。私が選択者なのだ。』
僕はそれを捻じ曲げる。
そんなものは存在しない。
どんなに理屈だてたって、
この世には、
"悪魔"は存在しないのだから…
一段一段登るごとに色んな感情が交差する。
相手は宗教教祖の娘、しかも其の習わしに汚染されてきた少女だ。
彼女は言った
『私たちの道は既に決められている。私にはそれが見える。私は聖女だ。下々のもの達よ、聴くがいい。私は決まっている複数の道を見て、選択することが出来る。しかし、代償は大きい。それは聖女としての私の命だ。私は世界を救おう。私が選択者なのだ。』
僕はそれを捻じ曲げる。
そんなものは存在しない。
どんなに理屈だてたって、
この世には、
"悪魔"は存在しないのだから…
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