さわる

作者 呉 那須

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★★★ Excellent!!!

不気味なストーリーであり、なおかつ、どこかメタファーを感じさせたりもする深い闇に包まれた物語。
題名にいたってもなかなかに意味深長で、決して子供騙しのお化け屋敷的ホラーではない。

もはやホラーというより、シュルレアリスム的な奇想天外さに読者は圧倒される。
それらの描写には無駄がなく、しっかりと読み手は自身の中で想像・映像化出来るにもかかわらず、理解は容易でない。
その点にこそ、奇々怪々たる響きがあり、ピカソの『ゲルニカ』の如き静かなる叫びを感じさせられる。

Good!

 これは……難しい作品が企画に参戦されるとは思いませんでした。困惑を隠せません。
 禁止事項に触れていないのでセーフなんですけど、あまりに曖昧のため感想が思いつきません。
 
 文体に既視感を抱いたのですが、どうやら「私たちの踊り場でまた会おうね」の作者さんでしたか。
「踊り場で」の出来が良かっただけに(単に好みだった?)、「さわる」の漠然としたスタイルに戸惑っています。
 どちらも摩訶不思議な世界観なのですが「踊り場で」は奇抜さを日常に組み込んでいるからまだ脳みそが不条理を処理できました。
 「さわり」は……ごめんなさい。どんな作品でここがアピールポイントだと説明できません。だから自分は「わからない」以外の感想が思いつかないのです。せめて感情が伝わっていれば……。

 近況ノートにはテーマ性の強い作品と書いていました。出目金小僧や一つ目小僧を通して作者は何を伝えたかったのか? 自分にはいくら考えてもわかりませんでした。
 もしこのレビューを読んでくださるひとがいるのなら、自分の代わりに魅力を見つけ出してほしいのです。たとえ作者の用意していた回答と違っていても、真剣に向き合ってくれたあなたを作者は責めることはないでしょう。
 お願いします。

★★★ Excellent!!!

一回読んで、「うん?」と首を傾げ、
さながら読者が反復横跳びでもしているかの如く繰り返し熟読することで
見えてくる何かがある……と、実感しました。

最初はこういう意味合いかなぁと思いつつ読み進めていたら、
それをあざ笑うかのように魚ではない魚が投入されたり、良い意味で予想を裏切られたり。
多面的に読み込める小説であります。

★★★ Excellent!!!

(*'▽') ≪ キヒヒヒ 📺ザー
ノイズの向こう側の様な作品。
作者にはきっと見えてるのでしょう。

私が、作者 呉 那須さんの作品で読んだ二つ目です。
5角形のレーダーチャートで他は1、想像力は100。
その尖った先で、私の脳を突き刺すように感じました。
つまり、作品の危険なイマジネーションはかなりのモノです。

ぜひ悪夢をご賞味あれ 

ガガガ…ガ…ざん…にょう…か…ん…≫💻

Good!

前後に脈絡のない、まるで理屈の通じない悪夢を見ているような、まるで海外アーティストがクスリをキメながら作った歌詞のような世界観。
どうあがいても私にはこの世界を理解できないのでこれ以上の評価はつけられません。
しかしこのどうしようもない不条理を表現しようとしたのならばそれは紛れもない文学であり当を得ているのでしょう。

★★★ Excellent!!!

 題名の「さわる」は「触る」が一番多く使われていると思うが、こちらはどちらかと言えば「障る」の風情がある。
 白い線を踏んではいけない小僧。子供を叩く両親。
 郵便ポストに詰め込まれた裸の少年少女たち。
 外ではお祭り。
 小僧の最後の姿。
 異界のような、非日常の中に誘う一作。

 是非、ご一読下さい。