概要
終わらないことこそハッピーエンド
あるお伽噺。そして、次の少年が「魔女」と言われた少女を助けるべく「黒き森の奥」へと向かう。
そこに現れたのは、歳も出自もわからない、「博士」と呼ばれる銀髪の男だった……
そこに現れたのは、歳も出自もわからない、「博士」と呼ばれる銀髪の男だった……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!きっといつまでも続く、お伽話のその後
お伽話の舞台となった深い森、その奥にある館を訪れる少年と、そして館の主人である博士の物語。
ファンタジー、あるいは伝奇のような(言い過ぎかも)風合いの物語です。全体的にダークな雰囲気が漂っているものの、でもダークファンタジーというのは少し違うような感覚。童話やお伽話をモチーフにするだけでなく、その裏に隠された現実やその残酷性を、ファンタジーという形で描き出したような作品です。たぶん。少なくとも自分はそのように読みました。
構成というかアプローチというか、物語のイントロである第一話『お伽噺』が興味深い。本当にここだけ短話完結のお伽話で、実質的には第二話から物語が始まっている。おそらく同一…続きを読む