第11話 セクハラ教師はマンティコアに成敗される
「ハァー。少し警戒されちゃったかなー。前の学校ではボディタッチし過ぎてクビになっちゃったから、石橋に石橋を叩いたんだけどな」
彼は
「彼女が好きそうなアーティストを調べて、ライブに誘ってみようかな。あー、でも、
ドンッ!
車の上に何かが乗ったようだ。彼は車を止めて、サイドミラーを開けて顔を出して、車上をのぞいてみた。
そこには低くうなり続けるマンティコアが乗っていた。
「ヒッ、ヒイイイ、バ、バケモノー!?」
「てめぇ、オレにちょっ、じゃなくって、オレの妹を誘惑すんじゃねぇ!?」
「い、妹?
「姉だ! 性別を間違うんじゃねぇ!」
「い、いや、どう見ても男、オス?」
そのマンティコアはボディビルダーもビックリの筋肉の鎧をまとっているので、胸のふくらみも鍛え上げた成果に見間違えるのも無理はない。
「いいか? 今後一切、妹に近づくな! 無理に誘ってきたら、八つ裂きにするからな」
「は、はいい、わかりましたぁ! ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ!」
「うわぁ、くっせぇ!」
彼の顔にはマンティコアの
(続く)
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