第12話 悪魔のテディベアは怖くない
「
「それはこっちのセリフですよ、先生。まぁ、俺の場合は、変なモノ見たので、疲れてるのかどうか聞いてほしくて」
「変なモノ? もしかして、ライオンみたいなモンスターか」
「あっ、はい! それです! もしかして、先生も?」
「ああ、そうだ。うーむ、1人ならともかく、2人とも同じ物を見たということは、
「おや?
「えー。せっかく、話聞いてもらいたかったのにー」
「オレデヨケレバキクゾ」
突然、テディベアが喋った。
「うわー! ぬいぐるみがしゃべったああああああ!?」
「なっ、何だ、これはドッキリか!?」
テディベアは宙に浮いて2人の頭を小突く。
「シツレイナ! オレ、アクマノクマダ!」
テディベアは再びテーブル上に降りて、腕組みをする。
「ライオンのモンスターと言い、悪魔のクマと言い、最近、ここらはどうなってるんだ」
「アレ、マンティコアトイウモンスターダ。キミタチニアイツヲタオシテモライタイ、モンスターニナッテナ」
「モンスターにぃ?」
(続く)
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