第30話 ハイエナの噛む力がレベチ
最強キマイラのパンチは物凄く速い。少しでも当たったら、私の顔はアンパンマンみたいに膨れるだろう。
しかし、マンティコアの
「それで終わり? 次は私の番ね」
一撃必殺のマンチパンチで決めてしまおう。大きく息を吸って、全神経を右拳に集中させて、喰らえっ!!
「マンパーン!!」
「ガブッ!」
いいい、痛い! 一体何なの? 私の右の甲にキマイラのハイエナ牙が食い込んでいる。こいつ、私の右手を噛み砕こうとしてる? あらゆる痛みを
「痛い痛い痛い! 放してー!」
左手で最強キマイラの頭を
「うううう。どうすれば……、あっ!」
マンティコア特有のサソリ尻尾で最強キマイラの体を突き刺せば、噛む力が弱くなったり、気絶したりするんじゃないか。そうと決まれば、そろりそろりと尻尾を動かして、キマイラの尻にぶっ刺してやった。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます