概要
聞こえても、聞こえなくても。あなたを、君を知りたいから。
わたしの耳には、音が溢れて聞こえた。
僕の耳には、音が歪んで聞こえた。
聴覚過敏に悩む高校二年生、山本美月は、雨に濡れる6月のある日、彼に出会った。一心不乱に紫陽花をスケッチする彼の耳には、補聴器が覗いていた……
異なる聞こえの問題に悩む二人の高校生が出会う、ある日のお話。
拙作「音の溢れる世界で」を大幅に加筆、修正した物語です。
僕の耳には、音が歪んで聞こえた。
聴覚過敏に悩む高校二年生、山本美月は、雨に濡れる6月のある日、彼に出会った。一心不乱に紫陽花をスケッチする彼の耳には、補聴器が覗いていた……
異なる聞こえの問題に悩む二人の高校生が出会う、ある日のお話。
拙作「音の溢れる世界で」を大幅に加筆、修正した物語です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!こういうのでいいんだよ。という言い方は陳腐かな?
現代ドラマ自主企画に参加して、約180作品。選り取り見取り。
手始めに何から読もう? まずは短編を一つと、読んだのがこの作品でした。
文章は美しく透き通るようで、(いい意味で)正しい日本語を選ばれていました。
タグに「聴覚過敏」が付いていたので、選びました。というのも私が、不安症からくる聴覚過敏に悩まされているからです。ちょっと離れた場所、普通の人なら聞こえない位置で、クラスメートが自分の話題をしていて、「なになに~」と寄っていって、気味悪がられたのは悲しい思い出です……
星三つでもよかったのですが、あえて、続きを期待して星2つにしました。
だって絶対、ここから物語始まりますよ。…続きを読む