概要
死にたい友達の要求がめんどくさい。
第一回神ひな川小説大賞の投稿2作目です。イケメンを出そうとすると残念なやつになりがちな呪いにかかっています。
ちなみに陽たちの両親は、シャレで子供の名前をつける人たちです。
2020.10.07追記
ミステリーとして感想をくださる方が多かったので、ジャンルを「ミステリー」に変更し、本文を一部修正しました。
ちなみに陽たちの両親は、シャレで子供の名前をつける人たちです。
2020.10.07追記
ミステリーとして感想をくださる方が多かったので、ジャンルを「ミステリー」に変更し、本文を一部修正しました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!明るくカラッとした爽やかさのある、青春自殺ロードムービー
唐突に「自殺に見えない自殺がしたい」という無理難題を吹っかけてくる親友に、不承不承ながらもその手伝いをする高校生の男子のお話。
爽やかで前向きな日常系ライトミステリ、あるいは青春もののコメディ作品です。いわゆる「人が死なないミステリ」には違いないのですけれど、同時に結構しっかりしたドラマもあったりして、いろいろ詰まった贅沢な内容になっています。すんごい完成度。
とっても面白かったというか、読んでいて「あれっ面白いじゃん?」ってなりました。いやこの言い方だとまるで面白くないのが前提のようにも見えてしまいますが、そうでなく。読んでいる最中の体感というか、思わぬところから予想外の面白さが来…続きを読む - ★★★ Excellent!!!多方面に働きかける書き方
一般的なミステリーは『殺され方』を物語の中で考えるものですが、『死に方』を考えるというミステリージャンルにおいてある種の斬新な変化を与えられたのがこの作品です。しかし、この構築上の変化だけに甘んずることなく、登場人物のキャラクター性に磨きをかけているのが最大の魅力ではないでしょうか。ミステリーの謎の部分とその解決において、キャラクター性がそれらに対する十分な説明になっているからです。読者側も人物の行為に対して納得ができますし、何より小説としての深みが出るように思います。そのため、この作品の読後感が「いいミステリーだった」ではなく「いい小説だった」というものになったのだと感じました。いい小説で…続きを読む